こんにちは。絹田屋です!
現在、【松虫草で弔って】が完結し、ほっと胸を撫で下ろしているところです。
この作品は【竜胆を胸に抱く】の伏線を回収しつつ、新たに隙間を撒きつつ、変わらず耽美な世界観を保つことに注力いたしました。
耽美さを保つために行ったことの一つとして、「映画を観る」というインプットを行いました。
これは持論なのですが、映画ほど効率の良いインプットは無いと思っています。
短時間で、どこでも、いつでも、見られてかつ咀嚼しやすい構成となっている塊です。(当然ですが)映像もあって、音声があって、言語があって、音楽があって、演じる役者がいる。
音楽のみや文字のみの作品と比べて、吸収しやすいと思っております。
今回は、【耽美好きなら押さえておきたい映画8選】と銘打ちし、絹田屋個人がおすすめの映画を紹介したいと思います!(結局独断と偏見)
お耽美スクールものが好きなら、まずはこの映画から。将来を約束された特権階級の子息が、美少年に夢中になってしまうことで運命が変わるストーリー。
なにもかもが美しい。背徳にまみれながら溺れていく姿はぞくぞくします。時代背景を予習しておくとなお楽しめるかも。
秘薬で不老不死になった女性二人が織りなす愛憎劇(?)。コミカルな要素をふんだんに含みつつ、美しさにあふれている映画です。ショットガンぶっ放したりもします。
パッケージがすべてを物語ってるのでそれだけでも観てほしい…!オチも好き。身体は大事にしましょう。
言わずとしれた名作。緩やかな死がずーーーーっと横たわっている中で、光輝く美少年という構図と雰囲気がたまりません。
当時のファッションや文化も面白い。なによりタジオが飛び抜けて美しい。宗教画の天使のよう。独特の瞳が素晴らしい。
食い入るように観ても、ぼーっと観ても、得られる何かが必ず見つかるような映画だと思います。
話のオチはぶっちゃけ途中から読めてしまいます。が、映像が美しい。自分好みの女の子を動物愛護センターの地下に閉じ込めるお話です。
個人的に印象深かったのは、ミルクと血のコントラスト。流動的かつ白と赤が混ざる絵はその後の人間関係の変化を匂わせる良い描写に思えました。
少々猟奇的ですが「愛とは犠牲である」というテーマにそったらこんな感じになるなぁとしみじみ。
こちらも言わずとしれた名作。ハッピーエンド最高。雨の中、傘をささずに歌って踊るシーンは、何度もみたくなります。
ファッションも可愛いし当時の俳優や女優のエンタメ性に驚かされます。どんだけいろいろ出来るんだ。
タイトルのせいでなんていうか、残念になってる気がする…笑
食人一家を耽美に描いた映画。エロ・グロ・ナンセンスを程よく含みます。少年少女の危うさ、脆さ、儚さ、強さを感じるには一番の映画だと思います。
どうでもいいですが、骨は茹でたら光沢がでるというのはこの映画で知りました!笑
詩人同士の禁断の愛を描き出している映画……なんですが、年下で破滅的な美少年に溺れていく様がもう最高です。
舞台は1870年代、フランスのパリ。クラシカルな雰囲気やファッションもまた見応えあります。
美少年は危うくて美しい。これは真理。
薬指の先を事故でなくしてしまった主人公が、「永遠に遠ざけておきたいもの」が持ち込まれる標本室で働き始め、標本作製士の男に惹かれていくというストーリー。
小川洋子の原作をフランスで映画化したものだそうです。フランス映画になっても違和感はまったくないです。
映像の端々にフェチが感じられます。独特でじっとりとした雰囲気もこれまた好き。
まったくレビューにもおすすめにもなってない気がする!笑
この他にも好きな映画はありますが今回は「耽美的」な部分に焦点を当ててみました。
ちなみに、【珪と清陽シリーズ】の清陽はタジオの印象を思い出しながら書いていたりもしました。美しさの権化なのでしかたない。
それでは、今回はこのへんで~!おすすめの映画があればTwitterでリプライでもください(*´∀`*)♡